現金書留

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家に帰ると、1冊の本が届いていた。奥さん曰く、

「Amazonで買ったん?楽天ブックスで買ったん?」

確かにAmazonで注文してある本が一冊あるけど、まだ発送通知もないから、別物のはず。差出人を見て「ははーん、これは著者の一人に名を連ねている教科書」とすぐにわかりました。
 そして、それとともに郵便局の不在連絡票みたいなのが。

「これってこの本のことよねえ、不在票、もう要らない?!」

というんだけど、書籍小包はポストに入れられてたはずで、不在票はないはず。そこでよーく見てみると、どうやら留守中に現金書留が配達されようとしていたらしい。その差出人はその本の出版社。
 なるほど、そういえば先日来印税のことで住所の確認があったわけで、いよいよ届くというわけか。危うく不在票は要らなくなったと捨てられるところだった。

 さて、教科書に使う本の印税というと結構お金になりそうに思われるかもしれませんが、実は微々たるもの。今回のはどれくらいか知りませんが、さあ、数千円クラスでしょうか。10人あまりでの共著だから、ホントにそれくらいあればいい方。教科書として売ることで銭儲けする、というのは大規模私学の先生にしか無理でしょう。

 そういや昔、某大学の某先生は教科書で御殿を建てたと言われた。確かに売れてたもんなあ。公務員受験者とか各方面で売れていたから、その印税たるやすごい金額だったはず。特に改訂されてから絶好調に売れていた。何ともうらやましい。内容については実はビミョーだったりもするんですけどね、本人が書いたのかどうか、院生がかなり手伝った・・・、なんて陰口もあったけど。
 実は私も院生時代、その先生監訳の翻訳本を何人かで手伝った。当初の訳者による翻訳がひどく、その先生がわれわれに手直しをさせたわけですが、前書きには一切ノーコメント、もちろんノーマネーだった。ま、そんなもんでしょうね。

 とりあえず、現金書留に何円入っているのか、知らない間だけでも楽しみにしましょう。

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